2026-03 更新

敷金・礼金・仲介手数料計算機

不動産売買・賃貸時の仲介手数料を宅建業法上限で計算します。

敷金・礼金・仲介手数料計算機

標準的な賃貸用家財保険2年契約は15,000~25,000円。

シリンダー交換は10,000~20,000円が相場。ディンプルキーは20,000円超。

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使い方

  1. 1 月家賃と管理費・共益費(任意)を入力します。仲介手数料は管理費を除く家賃のみで計算。
  2. 2 敷金・礼金・仲介手数料の月数を選択。関東は敷礼1か月ずつ、関西は敷金3か月・礼金なしが一般的(地域慣習による)。
  3. 3 家賃保証会社の利用と初期費用率を選択。連帯保証人に代わる仕組みで、最近は8割以上の物件で必須化。
  4. 4 火災保険(2年契約)・鍵交換代を入力。火災保険は借主側で別途加入が一般的で、ホームセンターなど他社加入で半額になることも。
  5. 5 計算結果から初期費用合計と内訳を確認。家賃の4~6か月分が一般的で、6か月超は割高物件、4か月未満なら「敷礼ゼロ物件」など条件良好。
  6. 6 敷金は退去時に原状回復費(通常損耗を除く)を控除して返還される性質を理解し、礼金・更新料・仲介手数料との違いを把握しておきます。

よくある質問

Q 敷金と礼金の違いは何ですか?

<strong>敷金は退去時に返還される「預かり金」</strong>で、退去時の原状回復費(通常損耗除く)を控除した残額が返還されます。一方、<strong>礼金は貸主への謝礼として支払う「贈与金」</strong>で返還されません。法的性質も違い、敷金は民法第622条の2で返還義務が明文化、礼金は明確な法的根拠がない地域慣習。関東は礼金あり・関西は礼金なしが一般的で、最近は「礼金ゼロ物件」も増加しています。

Q 仲介手数料の上限は法律でいくらですか?

宅地建物取引業法第46条と国土交通大臣告示により、賃貸の仲介手数料は<strong>「月家賃1か月分+消費税(10%)」が上限</strong>です。しかも<strong>「貸主と借主から合計1か月分」が原則</strong>で、<strong>借主からは原則0.5か月分</strong>。借主の事前承諾があった場合のみ1か月分まで請求可能です。月家賃8万円なら法律上限は88,000円(税込)、原則は44,000円(税込)。これを超える請求は宅建業法違反で行政処分対象になります。

Q 敷金は必ず全額返還されますか?

いいえ。<strong>退去時の原状回復費を控除した残額</strong>が返還されます。ただし2020年民法改正と国交省ガイドラインにより、<strong>「通常損耗(経年劣化・通常使用による損耗)」は貸主負担</strong>で控除対象外。具体的には①日焼け・家具設置跡・画鋲穴は借主負担<strong>なし</strong>、②タバコのヤニ・ペットの傷・引越し時の傷は借主負担<strong>あり</strong>、③ハウスクリーニング費用は<strong>契約書明記なら請求可・なしなら不可</strong>。不当な請求には消費生活センター・弁護士相談が有効です。

Q 関西の「敷引」とは何ですか?

関西特有の慣習で、<strong>敷金の一部を退去時に必ず貸主が取得する制度</strong>です。例:敷金30万円・敷引10万円なら、退去時に20万円のみ返還(原状回復費は別途請求の場合あり)。最高裁判決(2011年7月15日)で<strong>敷引額が家賃の3.5倍以内であれば有効</strong>と判断されました。月家賃8万円なら敷引28万円までなら適法。実質的には礼金と同じ性質ですが、賃貸借契約終了時に確定するため税務処理上も異なります。

Q 更新料は払う必要がありますか?

契約書に更新料の規定があれば原則支払い義務があります。最高裁判決(2011年7月15日)で<strong>家賃1か月分程度なら有効</strong>と判断されています。関東は2年ごと更新料1か月分が一般的、関西は更新料なしが一般的。注意点は①更新事務手数料(別途5,000~20,000円)、②法定更新を選択すれば更新料を払わない選択肢もあるが貸主との関係悪化リスク——です。契約書をよく読み、更新料の有無を確認することが重要です。

Q 保証会社の利用は必須ですか?

近年は<strong>賃貸物件の8割以上で保証会社加入が必須</strong>となっています。連帯保証人を立てる従来方式から保証会社利用への移行が進んだ理由は、①家賃滞納時の貸主リスク軽減、②連帯保証人を立てづらい高齢者・外国人・自営業者の入居機会拡大、③貸主の事務負担軽減。初期費用は<strong>家賃の30~100%</strong>が一般的で、月額保証料(家賃の1~2%)も発生する商品もあります。「保証会社不要」物件は減っており、選択肢を狭めない方が良いでしょう。

Q 火災保険は不動産会社指定のものに入る必要がありますか?

<strong>強制ではありません</strong>。借主は自分で他社の家財保険に加入する権利があります。不動産会社指定の保険は20,000円程度のことが多いですが、<strong>ネット型保険なら同等補償で年4,000~6,000円</strong>(2年で8,000~12,000円)と半額以下も可能。共栄火災・少額短期保険業者・楽天損保などが安いです。ただし「借家人賠償責任保険」は必須要件のため、加入時に「借家人賠償2,000万円以上+個人賠償1億円」の補償内容を確認してください。

Q 初期費用の総額はどのくらい用意すべきですか?

<strong>家賃の4~6か月分</strong>が標準です。月家賃8万円・管理費5,000円なら、敷金1+礼金1+仲介1+前家賃1+保証50%+火災保険2万+鍵交換16,500円=約45万円(家賃の5.6か月分)。引越し費用(15~30万円)+家具家電費(20~50万円)を加えると<strong>初期総額60~120万円</strong>を見込んでおく必要があります。クレジット分割払い対応の不動産会社も増えていますが、金利負担を考えれば現金一括が最も経済的です。

Q 初期費用を交渉して下げられますか?

はい、繁忙期(1~3月)以外は交渉余地があります。①<strong>礼金交渉</strong>:長期空室物件は礼金1か月→0.5か月や0交渉が成功率高い、②<strong>仲介手数料交渉</strong>:法的上限が「1か月+税」なので0.5か月+税まで下げられることも、③<strong>フリーレント交渉</strong>:1か月分家賃免除で実質1か月分節約、④<strong>火災保険・鍵交換代</strong>:他社加入や交渉でカット可能。閑散期(5~9月)・空室3か月超物件・ペット可物件・3LDK等の大型物件は特に交渉余地が大きく、合計5~10万円下げられるケースも多いです。